第10回文化放送ラジオCMコンテスト 聴戦ガイド その8
今日も、第10回文化放送ラジオCMコンテスト、聴戦ガイド。
15.小学館
実用書「やせるおかず作りおき」シリーズ
このコンテストの課題として、理想的な課題。
アイデアも技術も、面白さも訴求力も要求されそう。
数も出しやすそうで、トレーニング用にも最適では。
まず、入れるべき基本的な情報を整理しておくと、
「やせる」と「作りおき」の二本柱に加えて、
オプションで最新刊の「全部レンチン」。
ただ、最後に本のタイトルを入れるのであれば、
この辺の情報は最低限伝わることになるので、
残りの15秒間でどれだけ膨らませられるかの勝負。
で、その15秒間の中身の選択肢が豊富。
やせる/作りおき/両方
自分用/家族用/両方
最新刊/シリーズ全体/両方
具体的なメニューを入れる/入れない
著者に触れる/触れない
・・・・・
この中で、「やせる」だけは、さすがに必須かな。
このシリーズの一番の「売り」のようなので。
そこがナレーションだけでは寂しすぎる。
差別化というよりは、効きやすい訴求点として。
「作りおき」や「全部レンチン」も欲しいけど、
3つをすべて組み込むのは、意外に難しいかも。
説明的になりすぎてしまうような気がして。
ただ面白くするだけなら、他の課題より簡単。
が、この課題では、リアルな訴求力を求めたい。
このシリーズをまだ知らない人も多そうだし、
CMが比較的効きやすい課題だと思うので。
大袈裟すぎる話は、かえってうさんくさい。
ありきたりにならず、でも非日常的すぎない、
親しみやすくて、試してみたくなるものを。
「何万部突破」的な売れ行きを知らせる情報は、
実務だったら絶対入れた方がいいと思う。
でも、このコンテストでは評価対象ではないかも。
作る側としては、使える秒数とのトレードオフ。
この課題、グランプリや審査員賞に絡むのは必至。
絡まなければ、予選の審査の質を疑ってしまいそう。
3本のノミネート作の合計点(?)が史上最高を記録し、
伝説の「神課題」として記憶に残る、それくらい期待。
明日は、聴戦ガイド、その9。
では。