岩谷時子メモリアルコンサート
今日は、『尊敬することばたち』シリーズの番外篇。
先日行ってきた、『岩谷時子メモリアルコンサート』の話。
行ってみて、実は岩谷さんのことをよく知らなかったことが判明。
私にとって岩谷さんは、『レ・ミゼラブル』の訳詩の人でした。
『レ・ミゼラブル』は、何度も見た大好きな作品。
他のミュージカルはそんなに見ないのですが・・・。
出演は、男女10人の豪華ミュージカル俳優陣。
シャンソンから歌謡曲までバラエティー豊かな選曲で、
これも岩谷さんの詩だったのか、な楽曲多数。
どこかで耳にした、あらためて聴いてみると素敵な曲たち。
後半には、お目当てのミュージカルからの楽曲も。
『レ・ミゼラブル』、『ミス・サイゴン』等々・・・。
久しぶりに聴いた、岡幸二郎さんによる"Stars"。
これを聴くといつも、反射的に涙があふれてしまう・・・。
心身ともにつらくてエネルギーがわかなかった時期に、
『レ・ミゼラブル』で生き返ったことを思い出したりして・・・。
そして、ベタなアイドルみたいな衣装で登場の新妻聖子さん。
が、当然のことながら、抜群に歌がうまいわけで・・・。
これはもう、好きにならずにはいられません。
他の女優陣は宝塚出身者だったこともあり、一際華奢な感じ。
が、無駄な力が入っていなくて、声の力が圧倒的。
観客の中にご年配の方が多かったのも印象的でした。
岩谷さんの詩が長く愛され続けてきたことの証明でしょう。
暖かい雰囲気に包まれた、素敵な時間でした。
心が動く「いいもの」ってこういうものだ。
宣伝会議賞の中だけで競争するのではなく、
他のジャンルの素晴らしいものにも負けないものを。