SKAT16鑑賞ガイド その10

今日も、SKAT16鑑賞ガイド。

 

25.FIXER
「未来予想図」をどう描くか。

第4次産業革命とかIoTとかの話。
期待感にしても危機感にしても、
まずは、どんな未来を予想するか。
その上で、「促す」だけの力があるか。
ただし、安易な煽りには厳しい目を。
「とにかくすごい/やばい」みたいな。
何がすごい/やばいのか、伝えられるの?
「作品の意図」も重視されるべき。
ただ、一番ダメなのは、現状に縛られること。
しょーもない「困ったエピソード」とか。

 

26.福島工業
自分なりの課題設定を。

「わたしたちの知らない福島工業の魅力」、
と課題シートにはあるけど、どうかな?
オリエンでは、単に「知名度を上げる」方向。
現状を伝えるだけなら、大喜利もありかも。
冷蔵・冷凍の一般的必要性は、誰でも知っている。
普段わざわざ考えたりしないというだけで。
知らなかったふりをするのはアホっぽい。
「新たな魅力」は、発見がかなり難しそう。
「知らなかった事実」というだけでは弱い。
「100周年に向けて」という意味では、
この企業や業種の未来に目を向けてみるのもあり。
課題がかなり曖昧と言わざるを得ないので、
目的とする広告効果を自分なりに明確に。
単純に「素敵な企業だな」と思えることも大事。

 

27.フジテレビジョン
「ワンオブゼム」で満足ですか?

とにかく数を出すには困らなそうな課題。
訴求点の選択肢はかなり豊富だし、
動画配信等のコンテンツに限らず、
いろいろな競合を設定できそうなので。
が、その分、「これだ!」が出にくいかも。
実際、オリエンは総花的で、方向付けが弱い。
あれもこれも出せば、一次は通りそう。
が、そういうものばかりでいいのかな?
「ワンオブゼム」に満足している作品は、
サービスにもそういう印象を与えかねない。
消費者は最終的にはコンテンツで選ぶとしても、
強烈なブランドイメージがあれば効くのでは。

 

明日は、SKAT16鑑賞ガイド、その11。
では。