オリエン論 その3
今日は、オリエン論のその3。
今日こそは実例を挙げながら・・・、
が、またまた予定変更。
というのも、今日届くと期待していた、
オリエン発表号のバックナンバーが、
どうやらまだ届きそうにない・・・。
というわけで、昨日の続きを少し。
「オリエン論」からはちょっと外れるし、
全然まとまっていないのですが・・・。
実際の広告を審査する広告賞って、
どうやって審査しているんだろう?
広告だけを見て審査しているのか、
多少の補助的な情報も加味しているのか。
どういう背景や狙いがあったのかとか、
実際にどんな効果があったのかとか。
消費者は広告だけを見るわけですが、
審査員は広告だけを見ればいいのか?
経験ある審査員が審査するのだから、
背景も狙いも効果も見れば分かるのかな?
そういうことになっていそうだけど、
それならマーケティングはいらないような・・・。
それに、審査員は消費者の代表ってわけじゃない。
多少は「消費者を理解している」のだとしても。
私が漠然と感じている疑問をもう少し・・・。
- 「着地」を見ても、「着地の有効度」は必ずしも見えないかも。
- 審査員の評価軸とは別の評価軸で評価されるべき広告があるかも。
ただ、こういう考えを突き詰めていくと、
究極的には、広告主や制作者の意図も、
それとは独立した消費者の感覚も、
全部含めた「神の目」が要求されてしまう。
だから、どう考えても非現実的なんですが・・・。
広告の審査とか評価とかを考えていくと、
どうしてもそんな疑問が浮かぶのです・・・。
一般的な広告賞とは異なり、宣伝会議賞の審査では、
作品が実際の広告の形にすらなっていないわけで、
私が宣伝会議賞の審査に対して感じる違和感は、
その辺りの問題が増幅されることにも一因がありそう。
だからせめて、オリエンや企画意図は、
もう少し重視されてもいいのでは。
ふう。 ♪早く来い来いオリエン発表号。
明日は、「オリエン論」のその4。
では。