課題分析 35.Vingle
第53回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第35回は・・・
35.Vingle
興味のキュレーション・コミュニティ"Vingle"に参加したくなる広告アイデア
「キュレーション」という用語を私は知らなかったのですが、
「情報を特定のテーマに沿って収集すること」のようです。
また、「コミュニケーション」という意味ではSNS。
私はFacebookもTwitterもやらないのですが、
どんな過程で広まったんでしたっけ・・・?
覚えていれば参考になるかもしれません。
さて、Vingleですが、知っている人はかなり少ないでしょう。
「9月より日本語ユーザーに向けたサポートを正式にスタート」とのこと。
https://www.value-press.com/pressrelease/147701
なので、Vingleの存在感を一気に高める広告が必要だと思われます。
では、その中で宣伝会議賞の作品が果たすべき役割は?
例によって「幹」か「枝」かで考えれば、これは「幹」。
まず、上記のページに「コミュニティの一例」がありますが、
「こんなマイナーなジャンルも」的なのはなしでしょう。
そういうのは、キャッチ以外で普通に説明すればいいと思います。
「誰でも好きなジャンルが見つかるはず」ぐらいじゃないと。
また、「ベトナム語の勉強になる」みたいな、付随的な価値も不可。
あくまで中心的価値である「トキメキ」を伝えなきゃ。
また、FacebookやTwitterをけなしても、Vingleが楽しそうには思えない。
あくまでも、Vingleの特徴をポジティブに伝えるもので。
とにかく、Vingle自体が知られていないことを忘れちゃダメ。
それに、せっかく手つかずの課題を与えられているのですから、
SKAT9に載っている佐々木宏さんの言葉を借りれば、
「広告キャンペーンのど真ん中にそびえる」作品が欲しい。
存在感、流通力、定着力のすべてを兼ね備えたような。
この課題、大変すばらしいオリエンだったと思います。
市場環境と特徴と目標が、端的に分かりやすく説明されていて。
「再来年」という設定からも、本気度が伝わってきます。
期待に応える「大きい」作品は出てくるのか?
明日は、36.VSN。
これはもう、オリエンのポイント3に尽きます。