課題分析 30.日本気象協会
第53回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第30回は・・・
30.日本気象協会
tenki.jpをみたい!と思えるコピー
天気予報自体は、多くの人にとって身近な存在。
が、他の天気予報ではなくtenki.jp、となると?
まず、ターゲットはどういう人なのでしょうか?
広く一般なのか、専門的な関心のある人なのか。
オリエンを読む限り、広く一般だと思われます。
となると競合は、まず新聞、テレビ、ポータルサイト等か。
また、競合となるアプリもいくつかあるようですが・・・、
キャッチフレーズやCM案で他のアプリとの差別化は無理っぽい。
というわけで、一般的な天気予報と比較して、
より詳しい情報が得られる、という方向性が本筋かな。
まず、ウェブサイトの情報は、かなり豊富なようです。
各種メインメニューの下にさらに各種サブメニューが。
「世界天気」、「豪雨レーダー」、「のど飴指数」まで。
また、PC版のログイン画面にはこんな文言が・・・。
「無料ログインしてピンポイント天気が1時間毎に!」
「より詳細な雨の降り出しや、雨の上がるタイミングをお伝えすることで、
お出かけ、お仕事、家事、洗濯を的確にサポートします。」
https://cms.tenki.jp/cms/member/login/?.done=http%3A//www.tenki.jp/
また、スマホアプリのユーザーレビューからは、
いろいろな場面で活用されていることが分かります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jwa.or.jp.tenkijp3
というわけで、とっかかりには事欠かないでしょう。
ただ、マイナー過ぎるものは広告としてどうなのか?
受け手が一般化してくれればよいのでしょうが・・・。
とはいえ、逆に抽象的なものでは説得力がなさそう。
ここは、具体的なターゲットとニーズを想定して、
こんな場面でこう使うといいよね、と思わせるものを。
あ、実用的な価値だけでなく、娯楽的な価値もあるかも。
また、「28.道とん掘」の課題分析でも書きましたが、
「出題企業自身が気付いていなかったこと」じゃないと。
例えば、「競馬・競艇・競輪場の天気」って、
その道の人(?)には訴求力はありそうですよね。
が、出題企業もそのことは分かっていると思います。
ただし、よほど表現が秀逸であれば可能性はあるかも。
この課題、一次通過作品はバラエティーがありそう。
ただ、グランプリが出るイメージはわきません。
意外性と説得力を両立させるのが難しそうです・・・。
明日は、31.日本レジストリサービス。
脱マンネリは可能なのか?