課題分析 10.キヤノンマーケティングジャパン
第53回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第10回は・・・
10.キヤノンマーケティングジャパン
さまざまな高機能が満載された
ミラーレスカメラ EOS M3 の魅力を伝えるアイデア
「ミラーレスカメラ」の定義はここを参考に。
http://www.monox.jp/digitalcamera_advice_mirrorless_all_01.html
まず、「ターゲットはどんな人か」を考えます。
オリエンには、次のような表現があります。
「カメラを嗜む多くの方々」「幅広い写真愛好家」
「嗜む」とか「愛好」とかは、「趣味」ってことですよね。
たまに家族の写真を撮ります、とかではなくて。
というわけで、写真表現にこだわりがある人、ってことで。
上記のサイトでも「描写力」を強調していますし。
ちなみに、このサイトでCMも見ることができます。
http://cweb.canon.jp/eos/special/m3sp/
うーん、この製品だと、どうしてもこうなるのかな?
印象的とは言い難いけど、他にどうすればいいのか。
使われているコピーは、「世界を手に入れろ。」
これも「正しい」コピーだとは思いますが、
私にとっては共感度はいまひとつ・・・。
写真が好きな人だと印象が違うのでしょうか。
ただ、映像よりはことばの出番だとは思うのですが・・・。
では、ここまでの内容を踏まえて・・・
いわゆる「家族コピー」は的外れではないでしょうか。
また、あまり細かい技術の説明も避けた方がよさそう。
キャッチよりボディーでやればいいですし、
表現の工夫の余地も小さいと思います。
では、どんなキャッチフレーズにすればよいのか・・・
上記の商品特設サイトの「Quality」の表現を借りれば、
「撮影者の欲求を満たす」がポイントになりそうです。
あと、「革新」は絶対条件でしょう。
雰囲気が革新的でないものはダメ。
この課題は、ベタなダジャレ厳禁。
明日は、11.牛乳石鹸共進社。
過去のSKAT掲載作品も踏まえて、「赤箱」総決算。