課題分析 1.アース製薬

第53回宣伝会議賞課題分析シリーズ、始めます。
課題番号順にやっていきますので、第1回は・・・

 

1.アース製薬
アース製薬の魅力が伝わるコピー

目の覚めるような分析で幕を開けたいところですが、
いきなりやりづらい課題からスタートすることに。

 

まず、課題の内容を振り返ると・・・
企業情報と、「驚く」しか書いてありません
オリエンでも、ほぼ追加の方向付けはなし。
「ベストクオリティで世界と共生」ぐらいか。
これとて、他の企業にもあてはまりそうだし。
というわけで、分析しなくても分かる結論に・・・。

「驚きがあること」が最重要の要件。

で、「驚き」を探すために、こんなことを考えては。

 

  • 幹か枝か

    この課題でいえば、アース製薬という企業の全体像か、
    特定の側面(商品、人物、ニュース等)か。
    全体像では驚きを表現するのが難しい。
    それこそ「ベストクオリティで」みたいに。
    一方、特定製品のキャッチフレーズでは、
    企業広告を課題にした意味がないのでは。

  • リアリティーがあるか
    大きな魅力を言っても、根拠がなければいい驚きはない。
    具体的な事実に基づいていれば、確かにそこはクリア。
    が、企業の目から見れば、単なる事実の提示では、
    よほど選択の妙がなければ意外性がない。

・・・というのが、やりづらい課題だと思う理由。
あえて「抜け道」を探すとすれば・・・

何かしらの具体的な事実を諧謔的に提示することで、
アース製薬に対して「おいっ!」とつっこませるもの。
「おいっ!」となった時点で、受け手の意識は、
その事実からアース製薬という企業へと移る、ってことで。

 

企業ウェブサイトは結構おもしろいですし、
つっこみどころには事欠かないでしょう。

驚きの結果としての「いいね」が欲しい。
私にそれが出来たかはともかくとして・・・・・。

 

明日は、2.アットホーム。
今日よりは役に立つ分析が出来そうです。