SKAT16鑑賞ガイド その3

今日も、SKAT16鑑賞ガイド。

 

6.キヤノンマーケティングジャパン
作らない理由は何か。

「作りたいけど面倒そうだから」か、
「普通のアルバムで十分だから」か。
実際は両要因が混在していそうだけど、
キャッチはどっちかに絞らないと弱い。
オリエンは、圧倒的に前者寄り。
ただそっちは、普通に説明すればいいかも。
宣伝会議賞向きなのは、後者のような。
消費者感覚で後者の要因が強いと考える人は、
「作品の意図」に書けば、後者でもいいのでは?
どういう作品を模範解答と考えるか、
人によってかなり違ってもおかしくない。

 

7.牛乳石鹸共進社
「ずっと変わらぬ」とはいえど。

6年連続出題による飽和にどう抗うか。
商品の性格上、爆発すればいいわけでもない。
既視感のあるキーワードを避けつつ、
「やさしさ」への共感をどれだけ呼べるか。

 

8.霧島酒造
この100年と、次の100年と。

商品広告ではなく、企業広告。
商品に埋没しすぎるのは避けたい。
この100年の歴史への誇りと、
次の100年の未来への意志、
できれば両方を感じさせるものを。

 

明日は、SKAT16鑑賞ガイド、その4。
では。