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企画意図論 その4

今日は、企画意図論のその4。
今日も、実例を基に考えていきます。

 

今日は、企画意図にターゲットを明示したい例
前回(第53回)の、キッコーマンのこの課題。

 

和食の魅力をあらためて広めるコピー

 

この課題の中に、次のような文言があります。

 

日本人に向けてでも、世界に向けてでもOK。

 

で、SKATの一次審査通過作品を見てみると・・・。

 

「世界に向けて」の作品はあるのか?

 

大半の作品は、どう考えても日本人向け。
残りの作品は、たぶん日本人向けだけど、
「世界に向けて」の可能性も否定できない。
が、明らかに「世界に向けて」は見当たらず

 

「世界に向けて」のキャッチフレーズの場合、
日本の消費者の感覚で評価するのは変ですよね。
海外の広告で(翻訳して)使うとどうか
が評価の基準になるべきでしょう。

ただその場合、実際に機能はしそうだけど、
宣伝会議賞の作品としては平凡になる可能性も
そこはたしかに難しいところではあります。

 

そもそも、出題企業がどれだけ本気で、
「世界に向けて」を募集していたか、
そこは大いに疑問が残るのですが、
出題のよしあしを抜きにして考えれば、
「世界に向けて」も認められるべきで、
企画意図でターゲットを確認すべきでしょう。

 

そこを考えた応募者がどれくらいいたのか?
一次審査員はその点を考慮していたのか?
永遠の謎が残る課題と審査結果でした・・・。

 

明日は、企画意図論のその5。
では。