課題分析 42.ゆうちょ銀行

第53回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第42回は・・・

 

42.ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行の魅力が一言で伝わるコピー

 

この課題は、オリエンの解釈が分かれるようなことはなさそう。

まず、ポイント3を読む限り、特定の商品・サービスではなく、
「ゆうちょ銀行」そのものの魅力が伝わるコピー、ですよね。

また、ポイント1にあるように、現状では「良くも悪くも郵便局」。
良いイメージを保ちつつ、各種金融サービスにも関心を持ってもらおう、と。

ただ、ポイント2の内容には、あまりこだわらない方がよさそう
「全国ネットワーク」に寄せすぎると、従来のイメージそのままになりそう。
「365日いつでも無料」も、そんなに目新しいことじゃない。
それ自体は普通に説明すればよくて、ひねる必要はない。
貯金以外の各種金融サービスの存在は意識したいけど、
個別のサービス自体のコピーでは趣旨から外れてしまいそう。

「付かず離れず」のバランスが重要になりそうですが、
「安心・信頼・身近さ」をベースに「金融」に飛躍できればベスト

 

なお、課題発表号の「協賛企業賞の選び方」という記事で、
ゆうちょ銀行の選定過程が説明されているのですが、
おそらく今回も、この「4つのポイント」が基準になるでしょう。
また、この基準は他の多くの企業にも当てはまりそうです。

 

明日は、43.よしもとクリエイティブ・エージェンシー
「そもそも論」から。