課題分析 15.コメ兵

第53回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第15回は・・・

 

15.コメ兵
自分が持っている商品を売るという
リユースを利用したくなる買取促進のコピー

 

自分の応募作品を抜きにして考えるとすれば、
これが最もグランプリが出そうな課題だと思います。
全課題オッズが同じなら、この課題に一点張りしたい。

 

まず、誰でもある程度想像はできるけど、
よく知っているというわけでもない。
つまり、「未開拓」の領域が大きい

また、身近な話から日本経済の話まで、
いろいろなスケールの話に結び付けられる

さらに、作品の雰囲気の面でも、
真面目なものから面白いものまであり

 

というわけで、とにかく選択の幅が広い
ただ、「とりあえずあれもこれも」はダメ。
何か圧倒的な特徴が必要だと思います。
例えば、圧倒的に身近か、圧倒的に大きいか。
あるいは、身近な話から大きな話まで横断するか。
あとは、どれだけリアリティーを感じさせられるか
SKATによく載っている「あからさまな作り話」は論外。
作品の雰囲気も、「ピタッと決まった」感が欲しい。

 

ここで、SKATに載りそうなダメコピーの例。
「母は結婚指輪を捨てた。私は結婚指輪を売った。」
要は、「指輪が売れる」ってだけでしょ。
わざわざ「母」と対比してもしょうがない。
「結婚指輪を売る」というネタでもいいから、
最高に面白いものを目指さないと。

 

明日は、16.さわかみ投信
これはもう、ひたすら本筋で。