My Favorites from SKAT 協賛企業賞篇
今日からは数回に分けて、過去のSKATから、
私のお気に入り作品を紹介していきます。
なお、作者のお名前は、ここでは出さないことにしました。
SKATに掲載されているので出してもいいのでしょうが、
日陰者(?)のブログということで、自粛。
ですが、作者の皆様に敬意を表します。
さて、初参加の前回は一次審査で全滅した私ですが、
SKATの掲載作品を、かなり批判的に見ています。
そんな私でも、大好きな作品がたくさんあるのです。
今日は、過去の協賛企業賞受賞作品の中から3本。
なお、「トホホ5分」や「エコエコ」は外してみました。
すでに多くの人がほめまくっていると思いますので。
1泊2日3カ国。
(第49回、横浜市)
スタイルとしては私のど真ん中なのに、
私にはまったく書けそうにない作品。
「人と違うことを言えばいいんでしょ」的な、
雰囲気無視のものも多いSKAT掲載作品の中で、
この作品は横浜のおしゃれな感じを引き立てています。
実際に使用されて、字面の良さがより際立ちました。
古き良きものにこそ価値がある。
日本は大人の国になりました。
(第50回、優良ストック住宅推進協議会)
審査員の審査では一次通過止まりのこの作品。
上位入賞はともかく、もう少し評価されてもよいのでは。
この課題で二次や三次を通過した作品には、
ことば遊びやトリビアルな「気づき」に走ったものも。
この作品の大きな「品」に、私は一票。
この作品も、実際に使用されたようです。
畳は、もう一度リビングになれる。
(第52回、大建工業)
前回の協賛企業賞受賞作の中の白眉。
これは他にもほめているブログを見かけました。
「もう一度」・「リビング」・「なれる」という、
シンプルなことばの組み合わせによる、
「古いもの」から「新しい価値」への転換が見事。
そういえば、前回の一倉宏さんの講評に、
「協賛企業賞も、近年レベルが高い」とあります。
過去の受賞作を一通り見たのですが、私も同感。
が、一次通過作品の質は、逆に劣化してきているような。
宣伝会議賞の応募作品数は年々増加してきていますが、
質の向上にはつながっていないと思います。